



ことばのほぐし
プロジェクト概要
ことばのほぐしは、“言葉が足かせになる世界を打破すること”をテーマに、言語化しにくい事象を造語や言語以外の方法によって表現することで、母語が異なる人同士が共感できる社会を実現するプロジェクトです。
私たちが実現したい未来のライフスタイルは、喜怒哀楽や、味覚・触覚・視覚・聴覚・嗅覚、そして情動体験など、言語だけでは伝えきれない多彩な表現を、誰もが生み出せる未来です。
ジェスチャーや音の響き、色や形を使う楽しさ。
「あの店のあの味を伝えたい」「あの映画の感情の揺さぶりを伝えたい」
定量的には表しにくいアウトプットの不確実性を、テクノロジーを活用して表現・共有するコミュニケーション像を目指します。
越境テーマ
言語化しにくいものを“カタチ”として他者と共有するには
※カタチとは、色や絵画、音、ジェスチャー、まだ世にない言葉等を指します。
RUN RECORD これまでの走行記録
2022年7月 PROJECT KICK OFF
2022年7-10月 ワークショップのデザイン検討
2022年12月以降 ワークショップ実施(予定)
言語化しにくい事象を造語や言語以外の方法を用いて表現している先進生活者の方を対象として、その方々の手法が一般に普及しない要因を導出するためのワークショップの検討を進めています。
言語だけでは伝えきれない多彩なコミュニケーションの実現に向けて取り組んでいます。
プロジェクト参加メンバーコメント
古山正裕 / ヘルプユープロジェクト代表
チクチク、ズキズキ、ズキンズキン。言葉には表しづらい自身の症状を可視化するプロジェクトを行なってきました。線や図形を使ってオノマトペ※を表現し、他者と共有できる楽しさを実感しました。このプロジェクトでは、個々人のアウトプットが生まれる仕組み、そして言語問わず共感できる世界線を作ります。言語の壁は非言語で越えられる。みなさんも五感をフルに使って表現してみませんか?
※オノマトペとは、「イライラ」「ワクワク」「ワンワン」等、状態や感情、あるいは動物の鳴き声や物音を、模倣したもの。
牧内恵一朗 / エンジニア
吃音症(話す時に最初の一音に詰まってしまうなど、言葉が滑らかに出てこない発話障碍の1つ)がある私にとって、『その人に合った表現方法を見つける』を目標とした本プロジェクトはとても魅力的な取り組みです。さまざまな表現方法について考え、言葉が足かせにならない社会を目指していきたいと思います。
木場俊 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
現在の社会では、言葉を介して人同士や人と情報が繋がることはできると思いますが、言語化しづらい感情や思いを介して繋がることは難しいと思います。このプロジェクトを通して、言語化しにくい感情や思いを介してでも人同士、人と情報が繋がる仕組みを作り上げ、誰もが思いを実現できる社会を目指したいと思います。
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