



Hoppin'Sauna
プロジェクト概要
サウナ・水風呂・外気浴で「ととのう」という行為は現代生活を送る上で最も効率的で有効なコンディショニング習慣です。
昨今、テントサウナなどのモバイルサウナを活用して、好きな環境に移動して、よりエキストリームな整う体験を求める生活者が増えています。
好きな時に好きな場所でサウナを呼び出すことができたらどうなるか?
このプロジェクトでは先進的生活者の共通言語、コミュニケーションの起点としてのサウナの可能性に着目し、移動式サウナの開発に取り組みます。


越境テーマ
・自動運転でいつでも、どこでも“呼べばサウナがやってくる”
・個々人の身体データに基づくコンディショニング分析
・5Gを活用した景色・風・匂いなど“ととのう”空間構築
プロジェクト詳細
「Hoppin’Sauna」は、「いつでもどこでも、呼べばサウナがやってくる」をコンセプトに、「t’runner」とVIE STYLE株式会社、KDDI総合研究所が進める移動式サウナのプロジェクトで、個人の生産性向上や医療費抑制への貢献を目指します。
昨今、サウナは<ととのう>という言葉に表される心身のコンディショニングの場として注目されています。本プロジェクトでは、定性的・感性的な定義となっている<ととのう>を可視化する、サイバーフィジカルシステム(※)型サウナの構築を推進します。
「Hoppin’Sauna」では、日本サウナ学会代表理事である加藤容崇氏の監修のもと、VIE STYLE社製VIE ZONEなどの脳波を測定できるバイタルセンサーを用いて、<ととのう>プロセスを可視化。個人差や体調差を定量的に明らかにすると共に、様々なフィードバック手法による、<ととのう>プロセスの可能性を検証します。
外気浴スペースでは、高解像度ディスプレイを設置し、サウナの聖地や景勝地などを高精細映像として伝送するだけでなく、音や風を高い臨場感で再現し、<ととのう>効果の違いについても検証する予定です。
※フィジカル空間上の多様なデータを収集し、サイバー空間上で可視化や予測などの分析を行い、その結果をフィジカル空間にフィードバックすることにより、フィジカル空間の最適化を図るシステム。

RUN RECORD これまでの走行記録
2021年4月 PROJECT KICK OFF
2021年5月 サウナリサーチ実施
2021年6月 パートナー企業募集・調整
2021年7月8月 コンセプト&PoCデザイン
まずは手動運転での実証モデルの制作に向けて、設計・仕様策定をしている段階です。2022年のリリースに向けて、鋭意取り組んでいますので、ご期待ください。引き続き、一緒に「Hoppin’Sauna」を盛り上げるコミュニティメンバーを募集しておりますので、お気軽に申し込みください。
プロジェクト参加メンバーコメント
市橋正太郎 / Address Hopper Inc.代表、WOTA エバンジェリスト
「いつでも、どこでも最高の環境で”ととのう”ことができたら…という私の思いに共感いただき、スタートした本プロジェクト。結果としては、様々な最新技術を駆使して、これまでにない移動式サウナをつくる形で進んでいます。未来のサウナを指向する中で、ストレス社会における自分の心身との向き合い方や、健康や未病の促進など社会解決にも寄与したいと考えています」
溝端友輔 / 株式会社NOD CEO
「個人の課題感からはじまった『Hoppin’Sauna』。”サウナがくる、サウナと共にいく”そんな10年後当たり前になるかもしれない未来の移動空間の可能性を形にしていきます。製造の過程においても、環境負荷が少ない3Dプリンターや再生素材を使用するなどして、未来のものづくりの可能性に向き合いたいと思っています」
江島啓 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
「テレワーク等の普及により自宅でも快適に働けるようになった一方で、1日の中でON / OFFの切り替えが難しいと感じている方も多いと思います。『Hoppin’Sauna』では、サウナで好きな時に自律神経を刺激しON / OFFを切り替えることで、生産性向上や健康づくりにつなげられる未来を目指します」
吉田耕司 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
「心臓の鼓動の間隔は、微妙に変化しています。このゆらぎは、自律神経の働きによるものと解釈されています。他方,サウナにおける『ととのう』は、自律神経の働きと密接な関係があります。私は、自律神経の働きを解析 / 定量化することで,サイバーフィジカル型をご利用される皆さまに貢献します」
入内嶋洋一 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
「サウナバスは至る所に移動して静粛な環境で精神の『ととのう』を提供します。サウナには安全な電気ヒータを使いますが、コンセントの無い場所もあります。発電機は煩く妨げとなるので大容量リチウムイオン電池を置いた電源供給技術が必要となり、自身が携帯電基地局の電源開発で得たノウハウや知見の活用により推進します」
宮岡真也 / KDDI総合研究所 グループリーダー
「街中を移動式サウナが走るのが当たり前の社会が実現すると、私たちの暮らしぶりや生き方はどう変容するのか。そういったことを想像しながら、『Hoppin’Sauna』では、日常的に自分の心身と向き合い、『ととのう』を、手軽に、生活に取り入れることができる移動式サウナに取り組んでいます」
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