人生200年
プロジェクト概要
最近、1年があっという間に過ぎ去るように感じていませんか?人生の体感時間は、年齢を重ねるごとに短く感じるようになると言われています。
このプロジェクトは、体感時間を延ばすことで人生を200年かのように長く感じることを目指しています。
健康的な食事や運動を心がけて、できるだけ長生きしようと努力する人は多く存在します。私たちが描く先進的なライフスタイルは、従来の健康的な行動に加え、体感時間を延ばす行動を実践できるようにすることで、人生を最大限に長く感じることです。
越境テーマ
自身の体感時間を延ばすための方法が分かり、その方法を日常的に実践できる。
プロジェクト詳細
これまでの時間心理学の研究によれば、出来事の目新しさ、時間経過に対する注意、身体的代謝、感情の状態、などが体感時間に影響を及ぼす要素であると考えられています。
本プロジェクトでは、人生全体の時間を長く感じるために、1ヶ月や1年といった長期の時間を対象として、上に記載したようなそれぞれの要素の影響度合いを明らかにしようとしています。
さらに、仕事や環境などの制約がある中で、どのようにすれば、体感時間を延ばす要素を日常生活の中に取り込むことができるかを考えていきます。
RUN RECORD これまでの走行記録
2022年4月 PROJECT KICK OFF
2022年4-5月 体感時間に関するリサーチ・ヒアリングの実施
2022年6月- 日常的な体感時間の評価
まずは、プロジェクトメンバーが被験者となって、日常的な行動記録により体感時間に影響する各要素の影響度合いを評価しています。
また、体感時間が延びるライフスタイルを共に社会に普及させていく共創パートナーも募集しています。お気軽にお問合せください。
プロジェクト参加メンバーコメント
神谷 尚保 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
100歳まで生きることが当たり前の人生100年時代の到来が予想されていますが、人生の密度を上げることにより、さらにその先を目指せたら…このような思いから、プロジェクトを立ち上げました。健康長寿志向の生活者は、これまで、健康的な食事や運動といった行動を心がけてきましたが、未来のライフスタイルでは、そこに体感時間を延ばす行動を当たり前のように組み込んでいけたらと思っています。
山口 塁 / プロ無職、美術家
体感時間を伸ばすということは、濃密な人生を送ることだと捉えています。このプロジェクトを通じて、好きなことで生きている、そんな人たちを世の中に増やしたい。それが本当の意味での健康に繋がるのではないでしょうか。人生の充実度を上げられる視点や発見の獲得を目指していきます。
髙橋 裕章 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
同じ人生なら密度の濃い人生を送りたいもの。プロジェクトに参加してから、これまでの行動を振り返る機会が増え、意識的に体感時間が長くなる行動を取るようになりました。目新しい体験を求めたり、意図的に働く場所を変えたりすることで、普段と同じ行動でも印象に残りやすく、振り返った時に充実感を味わえます。このライフスタイルを一般化できるようプロジェクトを進めていきたいです。
原 彬寛 / KDDI総合研究所 コアリサーチャー
気が付くと1週間が終わっており、ジャネーの法則※をひしひしと感じる毎日です。本プロジェクトを通して、ジャネーの法則を打破し、人生200年分の未来を目指しています。そんな未来を実現するための新しい仕組みや技術の開発・実装・検証を行っていきます。
※ジャネーの法則:主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明したもの
稗圃 泰彦 / KDDI総合研究所 グループリーダー
肉体寿命はすでに100年に近づいています。100年生きるならもっと中身の濃い充実した「太く・長く」な人生を送りたいものです。生れ落ちて40年、果たしてどの程度の「濃さ」があっただろうか?と人生を振り返ってみると、思い出せるものは仕事に遊びにとこだわりぬいた「濃い」部分だけ。この「濃さ」とは一体何なのか、これからの人生において「濃さ」を最大化するような方法を考える、「人生200年」はそんなプロジェクトです。