ようこそ、未来を待たない者たちの秘密のオアシスへ FUTURAGATEWAY
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山口 塁

山口 塁

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Profile
1991年 石川県生まれ。2016年から「プロ無職」を名乗り活動。ブレイクダンサー、詩人、YouTuber、美術家とジャンルを横断しながら表現を行う。クラウドファンディングを起点に《スマホ1台旅(2017)》や《The 100 Interviews(2018)》などのプロジェクトを立ち上げ、主催するオンラインサロンには250名が在籍するなど、ソーシャル時代を象徴する生き方のさきがけとなった。2019年より”Rui Yamaguchi”名義で現代美術の分野での作品制作を開始。メディアテクノロジーとコンセプチュアルな手法を駆使してプラットフォームに介入し、人の主体性の揺らぎを可視化する実践を行う。
 
Q1.“越境走者”として現在取り組んでいること
表象の確定や効率が求められる世の中で「無職とは何者でもないけど、何者でもなれる」をモットーに、特定の職種を規定しない不定形の生活を6年近く送りながら、その無限の可能性を社会との関わりの中で考察しています。最近ではUber EATSドライバーの1日の配達ルートの軌跡をドローイングに変換する《デリバリーペインティング(2021)》など、美術外の他業種の人達と美術の枠組みの中で協働で制作することを意識的に行ってます。
 
Q2.これから越境しようとしているもの
「主体と客体」の境界線です。現行のあらゆるテクノロジーや社会システムは主体を独立させた17世紀のデカルトの合理主義的な哲学をベースに今に至っていますが、単純な二項対立構造には必ず序列やバイアスが存在します。そうした世界の捉え方が分断の根本原因と仮定し、無分別のまま漂流して生きることが受領される社会やシステムを創造していきたいです。

スマホ一台旅

人生200年

プロ無職、そして美術家として。今までの全てを抱えてアート業界のあり方を捉え直す 山口塁