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末廣 将
私のライフスタイルルール
t'runner 末廣 将
FUTURE GATEWAYに参画する先進生活者「越境走者=t'runner(ランナー)」のライフスタイルの実態に迫る当シリーズ[MY RULE]。
未来社会へのライフスタイルの提唱やアクションをするt'runnerの先進性は実生活の中でいかに“ルール化”しているのか?を聞いていきます。
今回は、本来の自分を表現して軽やかに生きるライフスタイルを提案するサロン『北鎌倉 Salon Brillare』を主宰する末廣 将の“ライフスタイルルール”を紹介します。
末廣 将(すえひろ・しょう)/本来の自分を表現して軽やかに生きるライフスタイルを提案するサロン『北鎌倉 Salon Brillare』主宰。自らの経験を踏まえ、自身のサロンや地方で開催するワークショップを通じて新たなライフスタイルを提案している。
末廣 将のパーソナルインタビュー[MY PERSPECTIVE]はコチラ
t'runner末廣 将のライフスタイルルール
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- LIFESTYLE RULE.01
- シンプルに暮らす
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- LIFESTYLE RULE.02
- シンプルな人付き合いをする
LIFESTYLE RULE.01
シンプルに暮らす
「暮らし」ってどうしてもいろいろなモノで溢れ返ってしまいますよね。
本当に必要なモノだけに絞って、心地よく暮らしたいといつも思っているので、あまり余計なモノを持たず、シンプルに暮らすことを実践しています。
特に「家」「暮らし」という領域であれば、今必要なモノだけ、そして持っているだけで本当に気持ち良くなれるモノしか持たないというのも私的な“ルール”の1つかなと思っています。
ただ、社会の一員として活動するということは、当然その範囲は「住まい」に限りません。その中で、本当に必要で素敵なモノ、そしてヒト、コトとだけ関わっていくことが、つまりシンプルに暮らすということなのかと思います。
例えば料理でいうと、そのプロセスを楽しめるようなモノを選ぶことが大切だと思っていて。ご飯を炊くモノを選ぶとしたら、ご飯をおいしく炊ける、楽しく炊ける、炊くまでの時間も楽しくなる、というような軸で選びます。だから電子レンジなども、ピッてボタン押すだけじゃつまらないんですよね(笑)。
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そういう選択の中の1つとして、掃除機をやめようと最近思っているんですよ。そもそも掃除機ってあまりきれいにならないなって個人的に思っていて、手で雑巾がけしたほうがよっぽどきれいになるし音もしなくていいですよね。あと、ホウキなどの美しい道具って置いているだけでも気分が上がりますし。やっぱり持っていて、使っていて心地よいという観点でモノを選んでいますね。
必要なモノを“循環”させ、「生きたモノ」だけを持つ
「シンプルに暮らす」とか「余計なモノを持たない」と言っても、私、基本的にお買い物に行くの好きなんです(笑)。なので、どうしても街中などで惹かれるモノに出合います。でもそこもシンプルに「これだな」「仲間にしたいな」と思ったら、買います。ただ、「自分がきちんと扱えるキャパシティ」というものがあると思うので、1つ増やすのであれば、1つ卒業させるということを常に意識して、「生きたモノ」だけを持つというようなマインドでモノを“循環”させています。
「卒業」といっても、もちろんまだ使えるモノだったら人に譲るとか、買い取っていただくサービスを使ったりします。いわばそこまでを見据えて、人にあげたくなるようなモノであるか、処分が大変じゃなさそうか、という視点でもモノを選んでいる部分があります。
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住まいの至る所に暮らしの“パートナー”となったモノたちが整然と並ぶ。丁寧に手入れされた様に良好な関係性が感じ取れる。「機能やメーカーで選ぶということもあまりしていない」という末廣。選択のポイントはやはり自分にとって本当に必要か、そして心地よいかという点だ
LIFESTYLE RULE.02
シンプルな人付き合いをする
ルール1つ目ではモノにフォーカスしてお話しましたが、人も一緒かなと、私は思っています。家がモノで溢れ返ってしまうように、毎日生きていると知り合いって増えていくと思うんですよ。なんとなしに呼ばれたから、なんとなしにご飯食べに行ったり、ずっと付き合いが続いていたり、消していないけどずっとあるLINEグループとか、私もすごくたくさんありました。
それもお家を整えていくのと一緒で、「私にとって本当に今この人は心地よくて、一緒にいたいと思う人かな」、「今このコミュニティは私にとって必要なのかな」ということを常に考えています。ただどうしても、「すごくお世話になったから」とか「ここにいたから享受できたこともある。離れたらいろいろなものを失ってしまうのでは」という思いがよぎってしまいますよね。でもそこもモノと同じように、自然に卒業させて手放していくように、たくさんのいろいろな人と付き合うのではなくて、本当に必要な人とだけ関わっていくということを意識しています。
そのうえで大切にしてることは、利害で人を選ばないことです。私も、「この人と一緒にいると、こういういいことがあるから」という動機で人付き合いをしていた時期がありました。なおさらそこで得られたものが大きいと「それを失うことが嫌だ」という思いがずっと切れないんですよね。でも、自分の中で必要性を突き詰めると、「本当はここまで続けなくてもよかったのでは?」というところに行き着いたりするので、「本当に一緒にいたいか」、そして「(相手から)何かいただこうと思わない」ということが大事だと思っています。「いただこう」という気持ちがあると離れることが難しくなりますからね。
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離れるときは雑にならないよう、丁寧な“整理”を
“整理”の仕方としては、例えば人によっては距離が近い人、あるいは、すごく仲が良いけどあっさりしている人っていますよね。あっさりしている人であれば、こちらからもほどよい距離を取っていけばいいのですが、距離を置くことがネガティブに捉えられてしまう場合もありますよね。だから、徐々に連絡の回数を減らしたり、相手に合わせて丁寧に整理するというのが大事。特に(誰かから)離れるときは雑にならないことを一番意識していますね。
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それからは、こちらから関りを持ちたい、という衝動はいったん抑えて、むしろあまり人と関わろうと思わないようにしています。例えば、器を買いに行く、素敵な絵を観に行く、音楽を聞きに行く、何でもいいんです。やりたいことやっていると、そこに似たような価値観の人は絶対にいるんですよね。意識しなくても仲良くなれる人に会えてしまうんですよね。なので、あまり気にしすぎず自然体で楽しんで、その横で一緒に楽しんでくれる人と関わるようにしています。そうすると、すごく良い人付き合いができますね。
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「やらなきゃいけないこと」を「やりたかったこと」のようにする
一方で、ここ北鎌倉で心地よい暮らしを実践している自分と、会社員として日々社会活動している自分がいて、その両方で「心地よさ」をどうシームレスに保つのか、というところの難しさはありました。
好きなことだけをやるのが自分にとっては当然心地いいじゃないですか。でも会社員をしていると、やらなきゃならないことだらけですよね。でもそれには絶対向き合う必要がありますよね。ただそこに対しても「乗り越える」という感覚より、やはり「丁寧に向き合う」ということだと思うんです。その向き合い方にもいろいろなやり方があると思っていて、いかに工夫して、「やりたかったことのようにようにするか」だと思うんですよ。絶対やらなきゃいけないことと対峙したとき、どうせやるんだったら、嫌だと思ってやるんじゃなくて、いったん向き合って折り合いをつけてやってくほうが、「心地よい時間の幅」がより増えると思っています。
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居住宅の眼前には豊かな自然が広がり、庭先にはリスなども訪れる。北鎌倉が織りなす四季折々の自然美は末廣さんが追求するライフスタイルの美学とも好相性のようだ
このライフスタイルの先進性とは
「先進性」とは、今までにはなかったものの在り方を表現していくことだと私は思っています。
今はすごく多様性の時代と言われていますよね。でもその昔は、何かのコミュニティに属していないと不安だとか、その中のカリスマの影響を受けて何かをするというような、いわば画一的な流れがあったと思うんです。そうすると、やっぱり人間関係も近くならざるをえなかったですよね。だけど現代のように、人によっていろいろな面があっていいよねとか、お仕事も副業OKというような多様な時代になってくると、今必要な人とだけ付き合いつつ、ある程度の距離を保つというスタイルが、その多様性の実現につながるのではと思っています。そういう意味では、この私のライフスタイルは先進的とも言えるかもしれませんね。
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