



with prompt create
プロジェクト概要
「with prompt create」は、ジェネレーティブAI(*)が身近になった世界での暮らしや仕事の在り方について実践をしながら考えるプロジェクトです。
このプロジェクトはジェネレーティブAIそのものの開発を目指しているわけではありません。次々と発表されるツールを利用し、特定の業界や領域でのユースケースの発見を通して、最終的に既存ツールを活用した、実用的なソリューションを開発することを目的としています。
現在、1stフォーカスとしてクリエイティブ領域に焦点を定め、クリエイターの可能性が広がるジェネレーティブAIソリューションの開発を進めています。
*コンテンツやモノについてデータから学習し、それを使用して創造的かつ現実的な、まったく新しいアウトプットを生み出す機械学習手法(出典:産総研)
越境テーマ
ジェネレーティブAIの力でクリエイティブが身近にある生活を実現する
プロジェクト詳細
2022年の夏に急速に広まった「Midjourney」や「DALL-E-2」に代表される画像生成AIを皮切りに、「Chat GPT」や「Stable Diffusion」など、急激なスピードで活用が広がり、毎日新しい機能が開発され発表され続けています。ちょっと前に「できるといいな」と想像したことは数ヶ月で実装され、すでにあらゆる業界で多様な利用方法の示唆が出ています。
この大きな社会変化の中で、クリエイティブの領域で何が変化するのかを考えたいと思って立ち上がったのが、この「with prompt create」のプロジェクトです。
プロジェクト開始後に数人の多様なジャンルのクリエイターと会話した際にも、どのデザイナーもその変化を感じとっていました。既存のルールや考え方が一度リセットされるかもしれないこの変化の最前線で、クリエイティブとAIの関係について考えます。
RUN RECORD これまでの走行記録
2022年11月 PROJECT KICK OFF
2022年11月 クリエイターを対象としたデプスインタビュー
2022年12月 フォーカス領域の決定と開発ステップの確定
2023年01月~ プロンプト(*)の開発
2023年04月 開発プロンプトのテスター募集開始
*適切な結果を引き出すためにAIに与える指示
プロジェクトの1stフォーカスとして空間デザイン領域を選定し、空間デザインに特化したジェネレーティブAIの活用方法の開発に着手しています。23年5月にβ版を空間デザイナーの方に開放し、テストを行う予定ですので、是非ご興味のある方はご参加ください。
プロジェクト参加メンバーコメント
宮下 巧大 / 建築家
クリエイティブに関わる人間として、ジェネレーティブAIの存在は可能性を感じるとともに恐怖も感じるものです。どのようにAIを使いこなすかによって、今後のクリエイティブの在り方が大きく変わるかもしれません。どのように向き合うことで創造の質が上がるのかを思考しながら、プロジェクトを進めたいと思っています。
牧内恵一朗 / 組み込みエンジニア
私は普段、組み込みエンジニアとしてソフトウェア開発に携わっています。建築とAI画像生成はまったく馴染みのない分野ですが、自分のエンジニアリングスキルを活かしつつ、今後ゲームチェンジャーになる新技術を学び、プロジェクトを 推進したいと思います。
布井 翔一郎 / 建築系プログラマ
私たちは多様なツールを開発し、自らの創造性を拡張してきました。昨今のジェネレーティブ AIの登場は、これらのツールの性能を飛躍的に向上させ、その影響を受けた創造物が量産されています。これからより重要視されるであろう、創造の仕組みを設計する力と、選び取る力の養い方を、本プロジェクトを通じて考えたいです。
宮岡真也 / KDDI総合研究所
AIの発展は、私たちの欲望を叶えると同時に、AIとの向き合い方を問いかけてくれます。私たちが手に入れた、絵を描く能力はまだ万能ではありません。どのようにすれば、自らの意志を精度高く創造物に反映していけるのか、またその創造物をどう扱うか、など思考しながら、本プロジェクトを推進していきます。
原 彬寛 / KDDI総合研究所
画像生成AIが登場し様々な領域で活用され始めています。自身の業務や趣味にどういった影響があるのかは未知数です。既存のやり方が通用するところはどこなのか、通用しなくなって新しいやり方を考えださないといけないところはどこなのかを見極める必要があります。AIとの向き合い方と付き合い方を試行錯誤しながら本プロジェクトに関わっていきます。
MEMBER
おすすめ記事

