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Profile
循環を考える料理家。夫婦でアドレスホッピングしながら各地の生産者を訪ねるフィールドワークの実施など、料理家と移動生活の両立を実現。身体の声を聞き、自分にも地球環境にも優しい素材を活かした料理を得意としている。発酵玄米とお味噌汁、発酵食品や菜食を中心とした一汁一菜のシンプルでサステナブルな和の家庭料理の研究中。 healathyファスティングスクール監修 、指宿鰹節アンバサダーとしても活動中。
　
Q1.“越境走者”として現在取り組んでいること
循環する食の原点を探るために、全国各地の一汁一菜を研究しています。この1年のフィールドワークで、改めて日本の食の素晴らしさを感じました。お米と味噌汁、そして野菜と発酵食で構成される一汁一菜は、昔ながらのケの日の食事。シンプルだからこそ、地域の風土によって異なる良さが詰まっています。そして素材を生かす料理は、自然や生産者さんへの感謝が自然と溢れてきます。
　
Q2.これから越境しようとしているもの
一汁一菜を通して、ケの日の食事のアップデート。ハレの日の食事が大好きだからこそ、ケの日の食が大切なんです。一汁一菜で地方の食の良さを再発見するきっかけや、日本の伝統食や郷土料理をアーカイブすることに繋がっていけたら嬉しいです。飽食の時代と呼ばれる現代で、あえて一汁一菜を表現する。調理も楽だし持続可能。シンプルな食事こそ新しい可能性があると感じています。